手・指先がしびれる・ペットボトルが開けにくい時は・・・

手根管症候群かもしれません。

 

手根管症候群は、手首にある手根管というトンネルの中で、中枢神経である正中神経が圧迫されて起こる病気です。主な症状は、親指、人差し指、中指、薬指のしびれや痛みです。

 

手根管症候群は、女性に多くみられます。その理由の1つとして、女性ホルモンのエストロゲンの減少が関与していると考えられるようになりました。エストロゲンは、神経の保護や血行を促進する働きがあります。そのため、エストロゲンの減少により、神経の保護や血行が悪くなり、手根管症候群のリスクが高まると考えられます。

 

大豆イソフラボンは、エストロゲンと似た働きをする成分です。そのため、手根管症候群の予防や改善に効果があるのではないかと期待されています。

 

実際に、手根管症候群の患者を対象とした研究では、大豆イソフラボンの摂取により、症状の改善がみられたという報告があります。

 

大豆イソフラボンの摂取方法としては大豆製品を多く食べる、もしくはエクオールのサプリメントを利用する方法があります。

 

ただし、大豆イソフラボンの摂取が手根管症候群のすべての人に効果があるわけではありません。また、大豆イソフラボンの腸内細菌との反応による生成物であるエクオールを産生できる腸内細菌の量には個人差があるため、効果がみられない人もいます。

あくまでも補助的な治療であり、根本的な治療にはなりません。痛みやしびれがひどい場合は、早めに医療機関を受診するようにしましょう。

 

更年期の方や出産後の方に多くみられる手根管症候群。対応策の1つとして考えてみてもいいかもしれませんね。

 

ちなみに・・・

当院では市内のお茶屋さんが開発した抹茶きなこプロテインを取り扱っています。

お試しサイズも用意しておりますのでお問い合わせください。