肩の痛みに悩まされたことがある野球選手は多いと思います。
肩甲骨の可動域の重要性も認識されていて、様々なアプローチが見られます。
今では野球選手でマエケン体操と聞けばピンとくるでしょう。
ですが、可動域を広げる体操をしていても肩に痛みを訴える選手は絶ちません。
それはなぜでしょう?
肩甲骨が動くことは確かに重要です。でもそれと同じくらい「肩甲骨を固定」することも重要だと考えられますます。
動くのに固定?と思われるかもしれませんが、ポイントの問題だと思います。
投げる動作の中で、動くべき時と固定されるべきところがあるということです。
レイトコッキングといわれる瞬間が投球動作にはあります。
この時に肩甲骨は内側に寄ります。
しかしこの寄せができていないと肩の関節、多いのは前面に痛みが生じる体勢になります。
肩甲骨を寄せるためには、ある程度その「感覚」も必要だと思います。
その感覚を身に付けなければ、肩甲骨の可動域が広がっていても、投球に生かせないでしょう。
そして、せっかくやっているトレーニングに意味を持たせられなくなってしまう、とても勿体ないことになってしまうかもしれません。
ちょっと丁寧に見られるといいですね。